国土交通省・新技術情報システム(NETIS)登録番号・・・KT-990006-V
概要
ルビット舗装は、代表的な物理系の凍結抑制舗装の一つで、リサイクルの観点から廃タイヤを破砕したゴム粒子をギャップ粒度のアスファルト混合物に混入しています。混合物の製造はアスファルトプラントで行い、施工も通常のアスファルト舗装と同様に行えます。
特長
- 凍結抑制/舗装表面に突出したゴム粒子が交通荷重によりたわみ、氷板が破砕・除去されて路面露出が促進されます。また、雪氷が剥がれやすく、除雪作業の効率向上に寄与します。さらに、除雪作業などで舗装表面が削られても舗装体内に混入されたゴム粒子が現れるので、効果が持続します。
- リサイクル/弾性材料として廃タイヤを破砕したゴム粒子を使用しています。
- 耐磨耗性/混合物の粗骨材量とアスファルト量が多い配合であるため、耐摩耗性に優れています。
- 騒音低減/突出しているゴム粒子が、舗装表面とタイヤが接触する際に発生する加振音を抑制することで、車両走行時の騒音低減に寄与します。
用途
- 車両の減速、停止が要求される箇所:交差点及び交差点付近/坂路/カーブ/踏切手前
- 路面状況の変化が著しい箇所:トンネル、スノージェット等の出入口付近/ロードヒーティング区間隣接部
- 特に凍結しやすい箇所:日陰部/橋面部
- 凍結防止剤の散布を抑えたい箇所:農地隣接箇所/人家密集箇所
- 除雪車の出動及び凍結防止剤の供給、散布が困難な箇所:山間部