都市型洪水対策の強い味方です。

雨水流出抑制システム

雨水流出抑制システム

雨水流出抑制システムは、ポリプロピレン樹脂ブロックを組み立てて、地下埋設水槽を形成する工法です。このシステムは、雨水の流出を抑制し、河川や下水道の負担を軽減し、近年の「ゲリラ豪雨」などによる都市型洪水を抑制する働きをします。
このシステムには、雨水を埋設水槽に一時的に貯留し、その後地中に自然浸透させる浸透タイプと公共下水道などに流量調整し放流する貯留タイプの2つの施工タイプがあります。

浸透タイプ
貯留タイプ

雨水貯留槽は、手作業で組み立てられ、敷地に応じて自由に配置・設計できます。地上部は、駐車場・公園などに有効活用でき、大規模開発地・商業施設・学校・病院などの需要が拡大しています。

樹脂ブロック組み立て

樹脂ブロック組み立て

雨水流出抑制システム埋設のイメージ

雨水流出抑制システム埋設のイメージ

各自治体では、都市型洪水や河川の氾濫対策のため、条例で雨水流出抑制施設の設置を義務化している場合が多く、これによってさらに需要が伸びています。

「ゲリラ豪雨」

工事に携わった人たち

ゲリラ豪雨とは、大気の状態が不安定によって突発的に起こる局地的な大雨を指す俗語です。2008年には、流行語大賞にランクインしました。正式な気象用語ではないため、気象庁では使っておらず、正しくは、局所的大雨、局所豪雨といいます。
都市部では、コンクリートやアスファルト舗装に覆われた地表面積が極めて多く、降った雨がすぐに路面を流れ、建物に降った雨も排水路に集中するため、排水しきれなくなることが主な原因です。 雨水をいったん地下に受け止め、ゆっくりと排水することができれば、都市型洪水の防止対策となることが期待されます。

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