2018/11/30 第1回 日本道路の世界遺産保全活動「道普請(みちぶしん)」を熊野古道で実施しました

日本道路グループは、CSR活動の一環として11月30日から12日1日の2日間、世界遺産「熊野古道」の修復・保全活動ボランティア「道普請ウォーク」を実施しました。

はじめに

2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録された熊野古道のある紀伊山地は、年間を通して雨量が多く、また、たびたび台風や豪雨などの災害にも見舞われる地域でもあります。大雨によって参詣道の土が流れてしまうため、継続的な補修が必要となります。「道普請」とは、古来より道の維持や修復をする地域の共同作業のことで、和歌山県では、参詣道の維持、修復活動のために、企業やその他の団体にボランティアとして協力を呼びかけ、「道普請ウォーク」としてプログラム化しています。

「道普請」活動

道づくりのプロとして90年にわたり、これまでさまざまな舗装工事に携わってきた当社ですが、世界遺産の修復・保全は初めての体験となりました。中辺路(なかへち)ルートにある伏拝王子(ふしおがみおうじ)付近において、土が流れてしまった箇所を修復するため、久松社長をはじめ、東京の本社と関西支店から男女合わせて26名が参加し、2tの土を土嚢袋に詰め、それを500メートルほど離れた修復箇所に運び、敷き均して締め固めるという作業をすべて人力で行いました。
この活動を通じて、世界遺産「熊野古道」を修復し、その価値を守り、そして次の世代へ伝えていくことは今の時代を生きる私たちの責任であり、参加者全員がこの意義ある活動に携われたことを大変嬉しく、誇らしいと感じることができました。

「古道トレッキング」

翌日は、全員で熊野セラピストのガイドによる熊野古道トレッキングに参加し、古道の歴史や由来、道端の草木について説明を受け、また前日修復した箇所を通りながら、熊野本宮大社までの約7kmを歩きました。

「熊野古道の道普請」は、道づくりの原点であるとともに、世界遺産や環境の保全に寄与し、次世代へと繋げていく大切な取り組みです。当社は今後もこのような活動を通じて人にやさしく、地球にやさしく、そして持続可能な社会づくりに貢献していくことを目指してまいります。

2tの土を前に集合写真
2tの土を前に集合写真 各班に分かれ、作業開始。土嚢袋に土詰めします。
土嚢袋を持って補修箇所まで運搬します。 社長自らレーキを持って、運ばれた土を敷均し
女性社員もタコと呼ばれる道具で転圧作業 作業終了後に全員で集合写真
当社から持ち込んだ作業道具を寄贈しました。 翌日のトレッキング

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