2018/04/27 盛岡市立厨川(クリヤガワ)中学校の訪問学習を受け入れました

日本道路では、CSR経営の一環として4月24日に岩手県盛岡市立厨川中学校の職場訪問学習に協力いたしました。同中学校からの職場訪問の依頼を受けるのは初めてとなります。東京都大田区多摩川にある日本道路㈱技術研究所にて実施し、第3学年の生徒6名が来訪しました。


(写真1 集合写真)

はじめに

盛岡市立厨川中学校では「総合的な学習の時間及びキャリア教育の一環として、将来の進路選択や自分自身の生き方等を考えさせる」ことを目的として、社会で学ぶ機会を重視して教育に取り組んでいます。このため第3学年の生徒に対して「学習旅行における東京での取材活動」を設定し、グループに分かれて「生活の基盤を作る」「ものを売る」「生活を便利にする」「市・県・国」「人を育て、助ける」の分野で仕事をする方々に対しての取材訪問をしています。
その中で今回は、(1)『日本の首都「首都東京近郊で働く方々」について学び、視野を広げる』(2)『公共交通網や施設の利用を通して、そのルールやマナーを身をもって習得する』という2つの目的を持って当社を訪問してくださいました。

所長の挨拶

職場訪問学習冒頭、技術研究所・中原大磯所長は「私たちの会社は道路を作っている会社です。道路がなければ、車が走れないですし、私たちも道を歩くことができません。道路は大切な社会資本であるので、今回の訪問学習でそのことを勉強し、みなさんの今後の就職活動等の役に立つことができればうれしいです」と挨拶をしました。


(写真2 中原所長[写真左]の挨拶)

講義

はじめに生徒、職員がそれぞれ自己紹介を行いました。(写真3)次に立花徳啓研究員が日本道路の会社説明や舗装に関する説明を行い、道路作りの方法を理解してもらいました。(写真4)その後、研究所内見学を行って実際に生徒の皆さんに実験体験をしてもらいました。


(写真3 自己紹介風景)


(写真4 講義風景)

実験

①排水性舗装と保水性ブロックの比較体験
保水性舗装に関する実験を行いました。実際に、水を通す舗装、通さない舗装、貯溜する舗装の3種類の供試体に水をかけ、その違いを見てもらいました。3種類それぞれの違いに生徒の皆さんがとても驚いて、中にはその違いを写真に収めている姿も見受けられました。


(写真5 水を通す舗装、通さない舗装の違いを体験)


(写真6 特殊な保水ブロックに水を含ませる様子)

②発電する道路
当社が㈱音力発電と共同開発した「舗装埋設型発電床」を体験していただきました。この道路の縁にあるライトが点灯し、暗い中でもどこが通路かわかるという仕組みで、災害時などに役に立ちます。実際に生徒の皆さんに歩いてもらうと、ライトが点灯したことに驚いたようで、皆で輪になってとても楽しそうに何度も歩き回っていました。


(写真7 発電する道路を歩いている様子)

生徒の皆さんからの仕事に関する質問取材

職場訪問の最後に生徒の皆さんが事前に考えてきた質問に、当社の社員が答えました。その中には「東京オリンピックに関わる仕事はありますか」「日本道路の座右の名は何ですか」「社会から信頼され、存続する企業になるためにはどのようなことが大切ですか」「10年後の日本はどのようになっていると思いますか」など多数の質問があがりました。どの質問もとても鋭く、よく考えられており、事前に当社に関してよく調べてくれていたのだろうという印象を受けました。


(写真8 生徒が質問取材している様子)

最後に

技術研究所・遠藤桂副部長から「世の中には数え切れないほどの仕事があり、当社が行っている道路作りというのもそのうちの1つです。今回の訪問学習で当社に少しでも興味を持ってくださったら嬉しいですし、今回の訪問学習のことを周りの友達に伝えてもらえるとありがたいです」というメッセージを送りました。
今回来訪してくださった生徒の皆さんの将来に少しでも力添えとなれればと願うとともに、今後も当社では積極的にこのような次世代育成の活動に取り組み、道路建設業への理解・関心を深めていただけるように取り組んでいきます。

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