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2016.04.04日刊建設通信新聞 3面

 

2016.04.04日刊建設産業新聞 2面

 

2016.04.04日刊建設工業新聞 4面

 

代表取締役社長 山口宣男

 

「従業員を大切にする会社を目指す」

皆さん、入社おめでとうございます。
本日、74名の皆さんが、日本道路の一員としての第一歩を踏み出されたことにつきまして、まずは、心からお慶び申し上げます。
入社人数で言うと、昨年は60名、一昨年は49名ということで、年々増えてきていますが、新入社員数が70名を超えたのは、平成6年、1994年に84名が入社して以来、実に22年ぶりということになります。

現在、わが建設業界は、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックに向けたインフラ整備等に加え、東日本大震災から5年が経過したものの現在も継続されている復興事業等で多忙を極めており、建設業が果たすべき役割は山積しています。
わが社においても、首都圏を中心に、技術者不足が深刻となっていますが、皆さんには、これから、わが社の企業文化に慣れ親しみ、そして一日も早く溶け込んでいただき、貴重な戦力に成長されることを、大いに期待しています。

さて、わが社は昨年8月に、5年後のビジョンをまとめた「新中期経営5ヶ年計画」を発表しました。計画の第一に掲げたことは、
「従業員を大切にする会社を目指す」
ということです。
それは、わが社が、永く社会に認められ、その役割と使命を果たすうえで重要となる経営基盤が「人」すなわち「人材」であると考えているからです。
そのために、当社では現在、従業員がやりがいと誇りを持って働くことのできる職場環境の実現に向け、ワークライフバランス推進のため様々な施策の展開をしているところです。ワークライフバランスとは、「仕事と生活の調和」という意味ですが、長時間労働や休日出勤を減らし労働環境を改善することで、プライベートや家庭も大切にしてもらい、結果としてより質の高い仕事に繋げていく取り組みです。
特に、皆さんのような若手の社員が、働くときは働き、休む時はゆっくり休めるようなメリハリのある職場環境が提供できるように改善していきたいと考えています。
一方、皆さんには、入社後、仕事や様々な経験を通じて、自身の「人間力」を養い、人間として魅力のある人材に成長していただきたいと思っています。
中国の古いことわざに、「疾風に勁草を知る」という言葉があります。その意味は、困難に遭ってはじめてその人間の本当の価値、本当の強さが分かるということです。
皆さんには、今後、いろいろな困難、障壁が待ち構えていることと思います。その時に、逃げずにぶつかって、それを乗り越えることではじめて、たとえ結果が失敗であっても、良い経験として自分のものになり、自分の血となり肉となって残っていくのです。これから経験するであろう様々な事柄に、前向きに積極的に立ち向かっていくことで、皆さん自身の「人間力」を養って欲しいと思います。

最後になりますが、今年2月、わが社を含む大手道路建設業者10社が、独占禁止法違反の容疑により、東京地方検察庁から起訴されました。皆さんも新聞やテレビ等の報道で知り、心配されていることと思います。
我々、役職員一同は、今回の事態を厳粛に受け止め、更なる法令順守の徹底を図るとともに、一日も早い社会からの信頼回復に向け、日々努力しているところです。
今後、二度とこのようなことが起きないよう、再発防止に向けた取り組みを鋭意行っているところですので、皆さんも我々を信じて付いてきてもらいたいと思います。

以上、これからの皆さんの活躍を祈念し、また前途を祝して、歓迎の挨拶といたします。

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2016.01.05日刊建設産業新聞 2面

 

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2015.04.02日刊建設産業新聞 2面

 

2015.04.02日刊建設工業新聞 2面

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